
木造建築は、通常25年程度しかもたないと言われています。もちろんメンテナンスを行うことによって、25年以上「もたせる」ことは可能ですから、実際、築後25年以上たった家に住んでいらっしゃる方はたくさんいます。
しかし、何もしなければたった25年しかもたない家。一体何が原因となっているのでしょう。
家の寿命を縮めてしまうもの―――それは「結露」の家づくり仕業なのです。
木造の家は、文字通り木でできています。木は濡れたままほおっておくと、腐ってしまいますよね。木造の家もそれと同じ。結露が多い家は、知らぬ間に痛みがすすみ、気がつくと腐った状態になっている。これが25年しかもたない家のからくりです。
冬の朝、窓につく結露に驚いてしまうことがありますよね。でも、結露はこのように目に見える部分ばかりに生じるものではありません。家の内部、つまり見ることができない部分にも同じように結露は生じているのです。
「結露は仕方ない」ではなく、「結露を極力抑える家をつくる」。長くもつ家を造るには、まず結露対策を。これが私たちの基本的な考え方です。